仮説検証ダイエットで8kg痩せた話
仮説検証はビジネスでも使えますが、人生のあらゆる面で使える万能のメソッドです。理系の研究はすべて仮説検証形式にのっとっています。
未知のものに対して、より短期間で効果を出すための唯一の方法なのです。なにかしらで結果を出してる人は、意識的か、無意識的にか、このメソッドを使っています。
ビジネスの事例だと眠くなるので(笑)、生活のいろんなところで使えるんだよ〜ってことで、ダイエットで使った話をします。
私が仮説検証をつかった分野はダイエットです。
2年前くらいに、糖質制限ダイエットをして、8kg痩せました。
仮説検証プロセスを使うことによって、より効率的に痩せられたと思っています。仮説検証を地道に行うことで、8kgも痩せることができたのです。
今は立派にリバウンドしてしまったというオチ付きですけどね。
私が行った詳細は以下ブログにまとめてます。
http://臆病者のダイエット.com/tag/carbo-diet-daiary
ダイエットで仮説検証?
当時過去最高体重を記録しており、このままじゃヤバイと思っていました。それ以前にもダイエットはやっていて、5kgくらい痩せたことがあるのですが、最終的に嫌になってやめた経験がありました。キャベツを食べることで全体のカロリーを制限するというダイエットでつらかったのです。
まずダイエットを始めようと決意した時、次のように考えました。
以前ダイエットしたときは意志の力でなんとか痩せようとしていた。カロリー制限もしたし、夕飯はご飯を抜いてキャベツを食べてた。しかしこれでは長続きしない。意志の力が必要になるのは、自分が楽しめていないからではないか?自分が楽しめるダイエットを探せば続くのではないか?
仮説
自分にあった、無理なく継続できるダイエットなら痩せられるのではないか?
この仮説を検証するため、自分が無理なく継続できるダイエットを探すことにしました。。たいていは朝りんごとか、食品を置き換えるものが多いですね。
ほとんどのダイエット法が、カロリーを制限するか、運動量を増やすか、どちらかです。これはもう単純な物理法則で、あとはそれをどう維持していくか?という問題です。
ですが、1つだけカロリー制限も運動も必要のないダイエットがありました。それが糖質制限ダイエットでした。この糖質制限ダイエットは一昔前流行ったライザップでも採用されていたのでご存知の方もたくさんいると思います。
糖質制限ダイエットは、糖質を徹底的に排除し、脂質やたんぱく質を主食にするというダイエットです。要はお肉や魚だけを食べましょうってことですね。
知っている人はわかると思いますが、糖質を「徹底的に」排除します。お肉食べればいいんだから、唐揚げはOKでしょ?って思いますが、唐揚げは揚げる前に唐揚げ粉つけますよね?だから何個も食べたらアウトになります。
そのくらいシビアなダイエットです。
細かい理論を説明しだすとキリがないのでやめますが、脂質をカロリー源にすることができる体になるので、ほうっておいても体脂肪が減るという理屈でした。
私は肉を食べるのが好きです。しかも好きなだけ食べていい。これは意志の力を必要としない!と思い、これをやってみようと思ったわけです。
これで仮説を検証するためのアクションプランが、
「糖質制限ダイエットをする」
になったわけですね。
日々のダイエットの中でも仮説検証
糖質制限ダイエットをするにあたり、いくつか方法の書いてある本を読みます。そして肉を食べ、MCTオイルを飲むという生活をしばらく続けます。先ほどのブログを読んでいただくとわかると思いますが、毎日体重をはかっています。これは日々の行動の結果を検証しているわけですね。
体重が減らなかった場合は、その原因を検証します。飲み会がいけなかったのか?唐揚げを食べ過ぎたのか?運動が足りなかったのか?いくつかの考えられる仮説を上げていきます。
その中から、検証できそうなものは、検証します。
例えば唐揚げ食べ過ぎたというものであれば、ローソンに行ってもからあげクンを買うのはやめます。
これは日々何を食べてどんな結果になったか?を記録していなければ、検証することができません。
生真面目な方はノートに日記をつけるのだと思いますが、私の場合はそこまで厳密にはやっていません。やれるのであればやったほうがいいですが、私の場合は食事を数種類に固定してしまったので、(というか糖質制限だと本当に肉と魚しか食べれないので)日々の検証が楽だったというのがあります。
このように食事の種類を固定することによって、たまに飲み会があって、普段と違うものを食べると変化がわかりやすくなります。
これはランディングページや広告をテストする時と同じで、他の条件を同じにして、ある条件をテストするやり方です。
このように何かを食べたら体重の減りが早い、遅いといったことを検証していきました。その中で、さすがにステーキばかりでは飽きますから、最大限の効果を保ちつつ、自分が楽しめるメニューを模索していきます。
これを繰り返すことで、6kgまでは割とスムーズに痩せることができました。しかしそこからが減らない。。。完全に停滞期に入った時期がでました。
その時立てた仮説は以下です。
・さすがに糖質制限だけで痩せれる限界にきたのではないか?(運動もとりいれるべき?)
・食事が初期のころより糖質を厳しく制限できていないのではないか?(糖質制限用のクッキーなども取り入れていたため)
2つ目の仮説に関しては、思い当たる節がかなりありました。ですが、この時すでに3ヶ月ほど経っていたので、食生活への我慢も限界にきていました。肉ばっかりっていうのも飽きがきますね。そこで、運動を取り入れることにしました。
この
運動を取り入れるというのが
検証行動ですね。
その結果、2kgスルッと体重が減り、運動が必要だったとわかったわけです。
こんな感じでダイエットをしていき、8kg減らすことができました。本来の目標体重はもっと低いところだったのですが、さすがにモチベーションが保てなかったので、糖質制限ダイエットはやめることになりました。
元々の仮説である「モチベーションを保つことができれば痩せられるのではないか?」は正しかったと思います。
しかし、「糖質制限ダイエットならばモチベーションをずっと保てる」という仮説は、間違っていました。他のダイエットに比べて、いくらでも食べれる分、モチベーションを保てる期間は長かったですが、さすがに続けられませんでした。
このようにダイエットにおいても、日々小さな仮説検証を繰り返すことによって、軌道修正を繰り返し、成果を出していきました。これはビジネスでも同じです。日々小さな仮説検証を繰り返すことで、成果がでるのです。
ビジネスに限らず、未知のものに取り組む時はすべてこの手法が使えます。無意識にやっている方が多いと思いますが、意識して仮説・検証をしていくことで人生のあらゆる面でよりよい結果が得られると思います。
ぜひ試してみてください。
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