あなたの商品の価値をたったの10分で2倍にする方法
自分が売っている商品の価値をたったの10分で2倍に出来ると思いますか?
そんなことできるわけないだろ!と怒る方もおられるかもしれません。
でも案外簡単に価値をあげられるのです。
その方法は、商品の製造過程を丁寧に説明することです。
商品の製造過程を説明すると商品価値が増える?
商品の価値というのは、商品自体の原価ではなく、顧客が感じる知覚価値のことです。お客様にとって、この商品はとても良いものだ!と思ってもらうのは、説明があれば十分可能なのです。
いやいや、商品説明なんて十分してるよって言われそうですが、よく考えて見てください。
その商品を作るのにどれだけ手がかかっているかキチンと説明していますか?世の中の商品説明は、機能や特徴はあるのですが、作る過程や想いを伝えているものは少ないです。
作る過程なんて珍しくないけど?
この作る過程が効果を発揮するのは条件があります。
同業他社が過程の説明をしていない場合に限ります。比較の問題ということですね。
あるビール会社の話で、ビールの作り方を動画付きで紹介するホームページを作ったところ、値段が倍近く高いにもかかわらず、他社よりもよく売れたという事例があります。
しかもこの話のオチは、その作り方に関しては、他社もほとんど同じものだったのです。他の会社は作り方を紹介していなかったために、紹介したビール会社だけが、丁寧なモノづくりをする会社という評価を得られたわけですね。
まずは競合をみましょう
まずは競合のホームページを調べてみてください。その商品を提供するのがいかに大変な事なのか、説明されているかチェックしましょう。
どんな機械を使い、どんな経験や知識を持った人が、どのように作っているのか?そしてそれを作るにあたってのお客様への想いはあるのか?
よーく考えてみてください。
これだけで顧客の知覚価値は跳ね上がります。
知覚価値が上がると何がいいの?
顧客の知覚価値が上がるのは分かったけど、そこまでする必要ある?と思うかもしれません。
結論から言うと、単価を上げることが出来ます。
人が物を買う時、知覚価値と自分の払った金額を比べます。このとき知覚価値よりも払った金額の方が高いな〜と感じると、なんか高くない?という不満に繋がるわけです。逆の場合には、え?これがこんなに安くていいの!?という事が実際に起こります。
こうなると商品の原価は全く関係のない世界ですね。
なんか詐欺っぽくない?
原価無視して値段を大幅に上げるなんて、ちょっと詐欺っぽくないか?と思う方もいるかもしれません。
でもそれでも顧客が感じる知覚価値が値段を上回っていれば、お客様も幸せだし、売る方も幸せになれます。
結局のところ、お客様が幸せになるのなら、原価なんて関係なく値段をつけていいのです。
わかりやすいのはダイヤモンドです。ダイヤモンドは言ってしまえば珍しいただの石です。でも見た目やそれを身につける事で得られるステータスが、顧客を幸せにするわけです。
だからあんなに高くても問題無いですし、高いことに疑問すら持たれないんですね。
あなたの商品でももっと知覚価値をあげられる工夫が出来ないか考えてみることをおすすめします。
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